何か成功した時に「うれしい」と思う「報酬」と、

自分自身のやり方を軌道修正するために必要な「誤差信号」である。

ドーパミンのような

「脳内報酬物質」は、やる気を起こさせ、

また成功体験から学んで、うまく行った行動を強化し、

定着させる働きをする。

一方、「誤差信号」は、

「あるべき姿」と「実際の自分の姿」の差異

によって生じる。

正しい誤差信号を得るためには、

「自分のあるべき姿」を見つめなければならない。

自分自身でそれができることを

「メタ認知」の能力という。

私たちは、必ずしも、いつも自分の姿を客観的に

みることができるわけではない。

そこで、すぐれた指導者の厳しい、

それでいて温かい目が必要となるのである。

プロフェッショナル仕事の流儀6 P103抜粋