自分自身を変えたい、と思ってる人は世の中にたくさんいるかもしれない。

本当に変えるためにはどうすれば良いのか?

現代の脳科学が教えるのは、「願望」を持つことの大切さである。

たとえ、人と話すのが苦手だったり、限られた時間の中で決断を下すこと

などできないと思っていても、必要に迫られ、

本当に変わりたいと願っていれば、

脳は少しずつそちらの方向へと近づいていく。

前頭葉から大脳辺緑系にかけての、動機付けや

価値の評価を生み出す情報の回路が、理想の自分に

近づく方向に脳を少しずつ変えていくのだ。

脳の中には、どんな小さな成功体験からも学び、

自らも変えていく「強化学習」

のメカニズムが組み込まれてる、

やる気さえあり、

行動することさえすえれば、

たとえ時間がかかっても人は変わっていくことができる。

願望も持たず、行動もしなければ、

せっかくの学習の機会を失ってしまうことになる。

脳は一生学習し続ける臓器である。

学習の中で一番難しいことは、目標を持つこと、

強い願望を抱くこと。

答えが決まってるいる問題を学習したり、

一定の知識を身につけることは、

それほど難しいことではない。

人生を前向きに生きる願望を抱くことが、

一番難しく、そして価値のある学習なのである。

仕事の流儀5 P50、51抜粋