とにかく眠れないんです。

布団に入ると、頭の中に木のことがグワーッといろいろ浮かんできて、

三時になっても四時になっても眠れない。

ところが、布団の中で考えたことって、次の日には忘れてることが多い

ですよ。

だあらきっと、半分は寝てるんですよね。それで、

鉛筆と紙を枕元に置いて、何か思いついたときには

暗闇の中でババッと書くようにしました。

そうすれば、たとえミミズの這ったような字

でも、翌朝に思い返せますから。

プロフェッショナル仕事の流儀6 P32、33抜粋